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ムニア~ザ・テイル

リチャード・ボナというベースプレイヤーがいる。
ジャズ/フュージョンが好きな人ならば、彼の名前を一度や二度は必ず見聞きしたことがあるのではないかと思います。あのジャコ・パストリアスの再来という言い方をされることの多い彼。ワタシもそんな評判を聞き、いてもたってもいられなくて彼のアルバムを手にしました。開いた口が塞がらないほどに凄まじいベースが聴けることを期待しつつ・・・

B0000BHJ47ムニア~ザ・テイル
リチャード・ボナ

by G-Tools



数分後、超絶テクニックのベースを求めていたワタシの心は別のところにもっていかれていました。
リチャード・ボナという“ヴォーカリスト”に魅了され始めていたのです。
確かに彼のヴォーカルはとても素晴らしいものだ。ということは事前に知っていました。
しかし、元々ベース好きなワタシとしてはどうしてもそっちのほうに感心が偏りがちなのです。

そんなワタシでしたが、気がつけば彼のヴォーカル、そして音楽全体に漂う優しい空気に心奪われ、スピーカーから聴こえてくる柔らかい歌声に聴き入っていました。

リチャード・ボナはアフリカ/カメルーンの出身だそうです。カメルーン出身のベーシストと聞いて思い出すのは、アーマンド・サベル・レッコ。10年くらい前でしょうか?ジョン・パティトゥッチなどのアルバムでその個性的な才能を惜しげも無く我々に披露してくれたベーシストです。同じカメルーン出身のリチャード・ボナが彼と同様に、いやそれ以上に今、世界的に注目される存在であるということが、なんとなく気になったりします。

アルバムは、シンプルなハーモニーのアカペラで始まります。2分にも満たないイントロダクションに続くのは2曲目の『Kalabancoro』です。
民族楽器っぽい笛の音と水音から入り、ドゥアラ語で語りかけるように歌うボナのヴォーカル。安心感を与えるようなベーシックなドラムスに、控えめだけど存在感のある彼のベースが絡みつきます。この1曲目だけで、ワタシはボナの虜になってしまいました。

続く3曲目は、パーカッションの響きがアフリカ的な雰囲気を感じさせてくれる『Sona Mama』です。
ここでもボナのヴォーカルの素晴らしさに感動してしまいました。曲中でほんの一瞬だけ聴くことが出来るボナのスラッピング・ベースに思わずニンマリです♪

4曲目『Painting a Wish』
そのムーディな雰囲気に身を委ねてしまいたくなります。こういった曲で聴かれるボナのベースは終始バックに徹しているようで何だか好印象です。テクニックをひけらかす事のないその姿勢は、彼の人間性を忠実に映し出しているのではないでしょうか?パット・メセニー、ジョー・ザヴィヌル、マイク・スターン・・・挙げていったらキリがないほど、ボナは様々な人たちとともに素晴らしい音楽を創造し続けています。人間的な魅力が薄ければ、いくら演奏や唄声が素晴らしくたって誰もボナを起用しないでしょう。いたるところで引っ張りダコ状態の彼は、きっとそういった人としての魅力に溢れた人なのだと思います。

『Engingilaye』、『Dina Lam (Incantation)』と落ち着いた印象の曲が2曲続いたあとで、
7曲目の『Balemba Na Bwemba』が聴こえてきます。
躍動感に溢れ、軽やかで跳ねるようなリズムが楽しい、軽快なナンバーです。活き活きとしたボナのベースを聴くことが出来ます。

そして8曲目、『Muto Bye Bye』では、今まで以上に情感豊かに歌い上げるボナのヴォーカルを堪能することが出来ます。うんうん。

無邪気な子供の笑い声から始まる『Bona Petit』。9曲目です。アルバムもいよいよ終盤に差し掛かりました。この曲って、「何っぽい」のかな?うーん。なんか南国っぽい感じ?まっ、なんというかこう、リズミカルな感じの曲です。

10曲目『Couscous』淡々とした繰り返しをバックにボナの特徴的なヴォーカルが印象的なナンバーです。ワタシ的にはほんのちょっぴり苦手かも、こういうの。

ラストを飾るのは『Playground』です。落ち着いた感じのしっとりした曲で、特に後半のサックスがとてもゆったりしたもので曲調にピッタリ♪大人の雰囲気です・・・
子供たちのコーラス・リフレインが曲を締めくくります。

そしてそして日本盤だけのボーナス・トラック!ジャコ・パストリアスの代表曲のひとつ『リバティ・シティ』です!!!
このトラックは、2002年録音のライブ演奏とのこと。まず始めに言っておきたいことがあります。

・・・・・・・

「リチャード・ボナさん!あんた凄い!凄すぎるよ!・・・いやマジで凄いってば!!!うそでしょ?これ?い、今の一体どうやって弾いてるの?そんなスピードありえないでしょ?普通。この曲、もちろん知ってますよ、ええそれこそ何百回となく聴いてますよ。でもね、ボナさんの演ってるのを聴いたとき、しばらく開いたお口が塞がりませんでした・・・・・・」

こんくらい衝撃的です。さらに嬉しいことに、このライブ音源は15分近くもあるんですよ!正確には14:47秒!こんなに爆発的なアンビリーバボーな『リバティ・シティ』が15分間・・・
演奏は8分過ぎに一度フェード・アウト気味になりますが、ドラムスが繊細なリズム・キープをしている上で、これまた控えめな(音量)のボナの超絶テクニック+メロディックなベースが12分くらいまで続きます。そして彼のベースが徐々に曲のテーマに繋がるベースラインを弾いていきます。それに即座に反応する鍵盤。ボナのベースは正に休む間もないほどに跳ねつづけます!ここではスラッピング、ハーモニクス、ダブル・ストップなどのテクニックをお腹一杯に聴くことが出来ます。ホントに凄いです。この1曲だけを目当てにアルバムを聴いても決して損はしません、っていうか何度も言うけど、凄まじいほどの演奏です・・・

興奮気味のワタシに構わず演奏は続き(ハイ。当たり前ですね)、全体がもう一度大きく盛り上がってテーマを奏でたところでようやくこの長いボーナス・トラックは終わります。ワタシはココでCDプレーヤーの「1曲戻る」ボタンを押して、さらに15分間、熱い演奏をゆっくりと楽しませていただきました♪

・・・何回聴いても、口開いちゃうよ、これw

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ムニア~ザ・テイル
リチャード・ボナ

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曲名リスト
1. ボナトロジー
2. カラバンコロ
3. ソナ・ママ
4. ペインティング・ア・ウィッシュ
5. エンギンギラエ
6. ディナ・ラム
7. バレンバ・ナ・ブウェンバ
8. ムト・バイ・バイ
9. ボナ・ペティ
10. クスクス
11. プレイグラウンド
12. リバティ・シティ








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