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スピーキング・オブ・ナウ

『スピーキング・オブ・ナウ』は、『ザ・ウェイ・アップ』の前作にあたるアルバムです。

B00005V2WSスピーキング・オブ・ナウ
パット・メセニー・グループ パット・メセニー ライル・メイズ スティーブ・ロドビー

by G-Tools


パット・メセニー・グループはここで、主要メンバー3人以外を一新するという大きな変化を試みています。(ドラムスには、アントーニオ・サンチェス, そして、あのリチャード・ボナがヴォーカル&パーカッションで参加しています。)
今回新しくレコーディングに加わったメンバー達がもたらしたものは、アルバム中に一体どのような形で現れているのでしょうか?
そして、パット/ライル/スティーブの3人はそんな変化の中、どのような音楽を聴かせてくれるのでしょう?



アルバムは、繊細な旋律の『アズ・イット・イズ』から始まります。そこへアントーニオのドラムスが小気味良く絡んできます。ずっと前から知っていたのではないかと思わす錯覚してしまいそうなメロディーが気持ちよく響きわたります。
曲は2分過ぎたあたりで、少し表情を変え、アントーニオとボナが細かいリズムを刻んでいきます。ライルがここで上品な優しい音を聴かせてくれます。そして曲は最初のテーマへ戻り、静かな高揚感を維持したまま終焉を迎えます。

一瞬のインターバルをおき、パットの鋭くも柔らかい音色のギターが飛び込んできます。2曲目の『プルーフ』です。
それにしても、このドラムいい!アントーニオ・サンチェスのドラミングについつい意識が向かってしまいます。
パットのギターが流暢で饒舌なソロをたっぷりと聴かせてくれます。思わず、もっと聴きたい!と言ってしまいそうです。
そんな中、スティーブの低く唸るようなベースが曲を支え、前へ前へと押し進めていきます。

神がかり的な歌声、そしてハーモニーで3曲目の『アナザー・ライフ』が始まります。
ヴォーカル・パートの後でパットの気持ちのこもったシングル・ノートのギターが顔を出します。そしてまたヴォーカル・パートへ。まるで歌っているかのようなパットのギターが続いていきます。奇跡的に素晴らしいヴォーカル/コーラスで曲全体が盛り上がり、その直後にガラス細工のような透明感をライルが創りだしていきます。

「ンポンッ、ンポンッ」というボナのパーカッションと、安定したアントーニオのドラムから始まり、そこへパット/ライル/スティーブが加わっていきます。
かなりスローテンポで明るい感じで始まる『ギャザリング・スカイ』ですが、1分30秒を過ぎたあたりで曲調に変化があります。
明るさはそのままに、軽やかさ、清々しさをプラスしたような感じ。と思ったら今度はスティーブのベースが低く潜行するかのごとく響き、緊張感が高まっていくかのような演奏に移行していきます!この展開すごい!!!まるで曲が生き物のようです。
ワタシは相変わらずアントーニオのドラムが気になります。
曲全体が次々に姿を変えていく生命体のような雰囲気ですが、パットのギターもそうなのです。しかもソロの最中にそれは起こります。ですが、決して無理やりな変化ではなくて、あくまでもスムーズにその形態を変えていきます。
緊迫感が続いたあとまた明るい曲調に戻り、そして一気に盛り上がりをみせたところで曲は終わります。このアルバムの中でワタシの一番のお気に入りの曲です♪

『ユー』
アコースティック・ギターのもの静かな導入部のすぐあとで、なんとも心地よい歌声を聴くことができます。
リチャード・ボナのヴォーカルのヴォーカルから優しさが滲み出してくるような・・・そう、そんな歌声です。
ボナと言えばその圧倒的なベースが有名ですが、ヴォーカルもそれに負けず劣らずといった感です。うわっ、この曲のパットのギター・ソロ格好いい・・・最後は民族楽器(カリンバかな?)に合わせてボナが歌って、おしまいです。

お次は6曲目の『オン・ハー・ウェイ』です。
始まって少ししたところで、パットのギターとボナのヴォーカルがシンクロするところがあるのですが、これがいいんですよ~。凝ったギミックのない個所だけど、なんだかワタシは好きです。
そして、勢いのあるパットのギター・ソロが切り込んできます!あぁ、こんなに物凄いソロを超なめらかに弾いてしまうパットに口あんぐり状態です。
2度目のソロへの入りかたなんて、もうほんと鳥肌立ちました。こういったところでのパットのタイム感って素晴らしいですよね。
そして、曲の終盤でアントーニオのまさにたたみかけるようなドラミングが凄いです。

『プレイス・イン・ザ・ワールド』
7曲目です。渇いた音のギターがテーマを繰り返し弾きます。気がつくとそこにはボナのヴォーカルがいました。ボナのソロ・アルバムで、その素晴らしさを体験しているのですが、こうしてレビューを書くためにあらためて聴いてみても、ほんと良いヴォーカルです。惚れ惚れします。
スティーブのベースがなんとも言えない安心感を与えてくれます。落ち着いていて良い感じ♪
そして今回新しく加わったメンバーのクオン・ヴーがナイスなトランペットを吹いています。彼はこのアルバムでもそうですが、彼らの新作『ザ・ウェイ・アップ』でも大活躍してますね♪

8曲目は『アフターヌーン』です。
いよいよアルバムも終盤ですね。割りと落ち着いた感じのミドル・テンポの曲です。
ヴォーカルが説得力のある声で歌います。そしてギターも情感豊かに歌っています。

『ホエアエヴァー・ユー・ゴー』
パット・メセニーに対してワタシが持っているイメージがそのまま具現化したような音です。
ひたすら心地よいです。それにしてもこんなに緻密に練り上げられた音楽から、「癒し」を感じるなんて音楽って不思議・・・

アルバム最後は、『エピローグ (日本盤ボーナス・トラック)』です。
きれい・・・ギターの音色がめちゃくちゃ美しいです。もちろん音色だけじゃなくてフレーズも◎
指が弦をこする音までもリアルに録音されていたりするところが心憎いです。
ピッキング・ハーモニクス(?)か何かの、「ピキーン♪」という音が好きです。
この落ち着いた雰囲気のままアルバムは終わりを迎えます。

冒頭でも書きましたが、このアルバムでは大きな変化がありました。
『スピーキング・オブ・ナウ』からは、そんなパット・メセニー・グループの変化を求めた結果の進化を感じることが出来るのではないでしょうか?
出来れば、時間のある時に最初から最後まで通して聴きたいアルバムだと思います。
ジャケットも、「メセニーっぽくて」Goodです。

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おすすめ平均 star
star今さらながら、やはりすごっ!!
starこれも良かった。。
starペドロ・アズナールからリチャード・ボナへ
star最高!!!
starPMGの活動としては頂点か?

曲名リスト
1. アズ・イット・イズ
2. プルーフ
3. アナザー・ライフ
4. ギャザリング・スカイ
5. ユー
6. オン・ハー・ウェイ
7. プレイス・イン・ザ・ワールド
8. アフターヌーン
9. ホエアエヴァー・ユー・ゴー
10. エピローグ (日本盤ボーナス・トラック)

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