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ザ・ウェイ・アップ

Total 72分03秒の交響曲がこの「ザ・ウェイ・アップ」である。

B00074C4N0ザ・ウェイ・アップ(初回)
パット・メセニー・グループ

by G-Tools


のっけからものすごい緊張感!
このドキドキ感は一体何なんだ?
アルバム最初の5分間、ワタクシはず~っとその緊張感を感じつづけていました。

前作のスピーキング・オブ・ナウから約3年。パットの新作は、待ちに待ったワタクシの心を一瞬でその音世界に引き込むのに有り余るほどの力を携えて、やってきたのです!



アルバムはそのとてつもない緊張感を維持したまま、2曲目へ。と、いってもこのアルバム。コンセプト・アルバム/組曲というよりは、まるで交響曲・・・
全4曲となっている収録曲ですが、それはあくまでもリスナーの利便性を考慮して入れられたものだそうで、(某雑誌のインタビューでそう言ってたと思います)本来ならば、切れ目なく続くひとつの壮大な音楽を形成しているのだそうです。

それにしても緻密なサウンドに完璧な演奏にただただ舌を巻くばかりではありますが、彼の(彼らの)すごいところは、それらが彼らの言う「音楽」を他の何よりも饒舌に語っていることなのではないでしょうか?
ある人はパットのそんな音楽を難解だと言うでしょう。またある人はこれこそヒーリング・ミュージックだと言い、その言葉で彼の音楽を語ることを試みることでしょう。

でも彼の音楽を愛する誰もが分かっているように、それらの試みは大抵の場合、その本質には辿り着けないものなのでしょうし、ワタクシもそう感じています。
音楽という形のないものをどんな風に感じとるかは本当に人それぞれなのでしょうし、それを言葉で表すっていうことは実はそんなに重要な事柄ではなかったりします。
気がつけば毎日のように繰り返しその音楽を聴いている。そのことにふと気がついた時に、自分の人生にその音楽が「すっと」染み入るように入り込んで来たことを人は実感するのではないでしょうか?
パット・メセニーの創造する音楽に触れたときに感じるのはまさにそんな感じなんです。

25分以上も持続した緊張感。その直後になんとも澄み切った音色のギターが聴こえてきます。少しずつ少しずつ、徐々に盛り上がっていく曲調。しかし、さっきまでの緊張感とはちょっと異質なものを感じ取ることが出来ます。
ここでのパットはまるで我々の緊張感を解きほぐそうとしているかのごとく、その柔らかな旋律で語りかけてくるようです。

ある意味息苦しさを感じるような緊張感で幕をあけるこのアルバム。そしてそれを持続させるようなセクションへと続き、その後、そのテンションをゆるやかに緩和させていくかのような流れ。
そしてこの壮大な物語はそれらを包括するような終盤へと一瞬のインターバルのあとに移っていきます。すべてはココに向かうために存在したと思いたくなるような、心地よい音像がそこにはあります。

一旦聴き始めたらグイグイとその世界に引き込まれてしまうような本アルバム。
ザ・ウェイ・アップはパット・メセニーの数ある作品の中でも間違いなく「傑作」と呼ばれ、後世に語り続けられるでしょう。

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B00074C4N0
ザ・ウェイ・アップ(初回)
パット・メセニー・グループ

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曲名リスト
1. オープニング
2. パート1
3. パート2
4. パート3








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コメント

トラバってよくわからないので
http://diarynote.jp/d/55620/20050514.html
メセニーのライブ行ったけど、70分間ぶっつづけはすごい。途中眠たくなってきそうなところで、観客になめまわすように当てる照明GJ!のような記憶も。
WayUp
何回聞いても理解できない俺は
何回聞いても新鮮だ(笑)

コメントどうもありがとうございます

がちゃむく様
コメントどうもありがとうございます。
遅くなりましたが、先日がちゃむく様の記事にトラックバックさせていただきました、パパモフです。
ザ・ウェイ・アップ。なんだかすごいですよね♪ライブであのアルバムを再現するなんて!驚きです。
『何回聞いても新鮮だ(笑)』
これとても巧い言い回しだと思いました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

トラックバック&コメントありがとうございます

パパモフ様はじめまして、トラックバック&コメントありがとうございます。
アルバムの完成度も勿論ですが、特に今回のWey Upツアーは本当に素晴らしい内容でした。何と行ってもあの壮大な組曲を正真正銘7人のメンバーだけで演奏しきってしまえる表現力、演奏力の高さには今回も驚かされました。終演後特にジャズ、フュージョン音楽ファンではなさそうな観客達も感心しきりでした。

ようこそいらっしゃいました

ヨシヲ様、コメント投稿どうもありがとうございます。
彼らの音楽に対する真摯な姿勢が、普段ジャズ/フュージョンを聴かない人たちの耳と心にもきっと届いたのだと信じたいですね。
それにしても今回のアルバムの完成度ってめちゃくちゃ高いな~、と、聴くたびに思ってしまいます。今から次回作が楽しみ♪ って、ちょっと気が早すぎますね(笑)

はじめまして

はじめまして。TBありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
ところでWayUpはメセニーのリーダー作を9割方持っている(と思う)私にもちょっと難しいです。これからもっとよく聞かないと、自分のブログでは取り上げられませんね。
パット・メセニーは他にも好きな作品がたくさんありますので、取り上げてゆこうと思います。
またよろしくお願いします。

Miopapaさん
こんばんわ。コメント投稿どうもありがとうございます。
実はワタシもレビューを書くときに、巧い言葉が見つからずに困ってしまうことが多いです。今のところパット・メセニーのレビューは2つですが、今後も少しずつ増やしていければいいな、と考えています。
Miopapaさんのところにもちょくちょく遊びに行きたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

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