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ウェザー・リポート・トリビュート (Celebrating the Music of Weather Report)

ウェザー・リポート作品集。
Weather Reportから影響を受けたさまざまなアーティスト
達がジェイソン・マイルスの呼びかけに応えてこの作品は
完成しました。

B00005FEJ3ウェザー・リポート・トリビュート
オムニバス チャック・ローブ ジェイソン・マイルズ

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マイルス・デイヴィスの"TUTU", "アマンドラ"への参加や
ダイアナ・ロス、アレサ・フランクリン、デイヴィッド・
サンボーンなどのトップ・アーティストの作品でファース
ト・コール・シンセイストとして活躍。またコンポーザー、
アレンジャー、プロデューサーとしてもその才能を発揮し
ている、ジェイソン・マイルス。

彼がスパイロ・ジャイラのリーダー、ジェイ・ベッケンス
タインの初ソロ・アルバム"Eye Contact"のプロデュースに
一部携わったことがきっかけとなって、この作品が生まれ
たそうです。

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Weather Reportの楽曲はどれも緻密で、高度な演奏技術を
要し、おまけに芸術性がとても高いものが多い。
Jazz/Fusion史を語るときに欠かすことが出来ないであろう、
Weather Reportのそれらを、この作品では絶妙なアレンジで
聴くことが出来ます。

参加している面子をみると、よくもまあこんなに集まった
ものだなぁ、と思わずため息が漏れてしまいそうになる
顔ぶれ。
アルバム・ジャケットに名前の記載されているミュージシ
ャンは、ざっとこんな感じです。

Victor Bailey, Cyro Baptista, Jay Beckenstein,
Michael Brecker, Randy Brecker, Dean Brown,
Porter Carroll, Dennis Chambers, Vinnie Colaiuta,
Mary Fahl, Steve Gadd, Omar Hakim, Aaron Heick,
Will Lee, Chuck Loeb, Jason Miles, Marcus Miller,
Andy Narell, John Patitucci, Mike Pope,
Mark Quinones, Joe Sample, David Sanborn,
Tom Schuman, John Scofield


どうですか?お気に入りのミュージシャンはこの中に
いますか?
Jazz/Fusion好きな方でしたら、きっと何人も気になる
名前があることでしょう。

ではそろそろ各曲ごとのレビューにいってみます。


【収録曲】
1,バードランド
2,エレガント・ピープル
3,バディア
4,ヤング・アンド・ファイン
5,キャノンボール
6,貴婦人の追跡
7,ミステリアス・トラヴェラー
8,アルルカン
9,マン・イン・ザ・グリーン・シャツ
10,パラディアム
11,キューカンバ・スランバ



1,バードランド
(ヘヴィー・ウェザー収録曲)
テイク6のサンプリングを大胆に用いたアレンジ。

特徴的なテーマはギターやキーボードなどが奏でます。
ベースはマイク・ポープが担当。中音域に芯のあるしっ
かりとした音色とプレイです。

ちなみにこの曲のドラムとパーカッションはジェイソンの
プログラミングによるもののようです。


2,エレガント・ピープル
(ブラック・マーケット収録曲)
マイケル・ブレッカーのソロが気合入りまくっています!
すんごく力強いプレイに圧倒されます、まず間違いなく。

マーク・クイナンのコンガ、デニス・チェンバースのド
ラムもなんだか物凄い音圧でせまってくる感じ。

ウィル・リーがドッシリ重たいベースを聴かせてくれます。
ジェイソンも要所要所で全体を盛り上げています。


3,バディア
(テイル・スピニン収録曲)
ワールド・ミュージック色を感じさせるヴォーカルと風の
音で始まります。

メアリー・ファールの声とジェイソンが出している
「ミョリン ミョリン ミョリン ミョリン」な感じの
サウンドが妙にマッチしてます。

ヴィニー・カリウタ&ジョン・パティトゥッッチのリズム
隊が、派手さはありませんが存在感のある演奏で
しっかりと土台を支えていて好印象です。


4,ヤング・アンド・ファイン
(ミスター・ゴーン収録曲)
この曲での聴きどころはなんといっても、アンディ・ナレル
スティール・パンでしょう!
この楽器の明るく楽しげな印象の音が結構好きなんですよね。

ドラムスはスティーブ・ガッドです。
この曲のオリジナル・ヴァージョンに参加してますね、彼は。

それからスパイロ・ジャイラのトム・シューマンがちょっと
懐かしい感じのミニ・ムーグを操ってます。
うん、レトロな音ですね。

ベースはウィル・リー。2,でコンガを叩いていたマーク・
クイナンがここではボンゴを叩いてます。


5,キャノンボール
(ブラック・マーケット収録曲)
いや~、気持ちよさそうに吹いてます。
デヴィッド・サンボーンがアルト・サックスをとても
ノビノビと吹いてます。

ヴィクター・ベイリー/オマー・ハキムのWR組の演奏
にも注目です。
ヴィクターのベースはホント良く歌っています。
興味のある方は彼のベースに是非耳を傾けてみて下さい。

おっと書き忘れるところでした。サイロ・バプティスタ
のパーカッションの存在感も大きいです。


6,貴婦人の追跡
(ミスター・ゴーン収録曲)
この曲で聴けるベース・ラインはジェイソンがキーボードで
出しているのかな?ドーンと低く潜行する感じの太い音のラ
インが気持ちいいです。

ところでこの曲は、原曲を聴いたジェイソンがあるイメー
ジを頭に思い浮かべたそうです。
それはジェイムズ・ボンドの映画に登場する怪しい
ベリー・ダンサーだったそうで、それがこの曲のアレ
ンジに生かされているそうです。

聴いてみるとなんとなく
「あー分かる気がする!!!」と思いました。


7,ミステリアス・トラヴェラー
(ミステリアス・トラヴェラー収録曲)
打ち込みを多用したアレンジが、原曲にもともと備わって
いたヒップ・ホップ色を自然な形で強め、今風(このアル
バム発売当時)の感じに仕上げています。

アーロン・ヘックのソプラノ/テナー・サックスが前に
ぐいぐい出てきます。
ファンキーかつズッシリと重量感のあるアレンジが◎です。

ヴィクター・ベイリーのベースが歯切れの良いプレイを聴
かせてくれます。ベースいいですねぇ!なんかこのアルバ
ムを聴いていて再確認しました。


8,アルルカン
(ヘヴィー・ウェザー収録曲)
ジョー・サンプルの生ピアノとジェイ・ベッケンスタインが
深みのある演奏をしています。気持ちのこもった一音一音
が胸にグッとくる。そんな感じがします。


9,マン・イン・ザ・グリーン・シャツ
(テイル・スピニン収録曲)
オリジナルとはガラリと雰囲気が異なるアレンジ。
アンディ・ナレルのスティール・パンを大きくフィーチャーし、
色彩豊かで大きく広がりのあるような音作りです。

ジョー・ザヴィヌルが南の島で踊っていた老人にインスパ
イアされて書いたというこの曲。
ここでのジェイソンのアレンジで新たな魅力が生まれ、
より一層素晴らしい作品に仕上がっています。

聴いていて素直に楽しい!そう思える演奏です。


10,パラディアム
(ヘヴィー・ウェザー収録曲)
ジョン・パティトゥッチとオマー・ハキムのリズム・セクションが
とても気持ちいいです。
こんなバックの演奏だと、その上でソロをとるのもきっと楽しい
んだろうなぁ。

ランディ・ブレッカーがそう思ったかどうかは分かりませんが、
聴いているワタシにはランディがイキイキとトランペットを吹いて
いる姿が浮かんできました♪


11,キューカンバ・スランバ
(ミステリアス・トラヴェラー収録曲)
マーカス・ミラー登場です。ワタシの大好きなベーシストの一人。
いやー、ファンキーです!
ジョン・スコフィールド、デニス・チェンバースとともに超の字が
つくほどのファンキーさを送り出してきます!!!

いつものマーカスらしさも随所で聴くことが出来ます。お得意の
32分音符を多用した、これぞマーカス・サウンド!とでも形容し
たくなるようなフレーズをビシバシと決めていきます。

そしてマーカスにしてはめずらしくワウ・ペダルを使っています。
おー、ワウワウペダルを使ったマーカスもいいです!!!

後ろで軽快なリズムを叩き続けているサイロ・バプティスタの
パーカッションにもいつのまにかノセられてしまいます。

ジェイソンもこの曲調にピッタリなファンキーなフレーズを聴か
せてくれています!全編通してジェイソンのプレイは光ってます。




【まとめ】

これでもかというくらいの豪華メンバーによる本作品。
どの曲も素晴らしいアレンジが施されていて、聴いていて本当に楽しいし、各曲に参加しているミュージシャンに注目して聴いてみても、きっとワクワクしながら最後まで聴くことが出来ました。

ウェザー・リポートの楽曲に挑戦するのはとても勇気のいることだった。とジェイソン・マイルスはコメントしているようですが、ココにあるアルバムを聴く限り、彼が勇気を出してこのプロジェクトを形あるものにしてくれたことに感謝したいです。

また、これだけ大勢のトップ・ミュージシャンを集めることが出来たのも、ひとえにジェイソン・マイルスという人物の人徳なのでしょう。

ウェザー・リポートを知っている人やこれから聴いてみようと
思っている人、そして聴いてみたいけど何となく躊躇している人にも自信を持ってオススメすることが出来る作品です。

この作品を通して、一人でも多くの人にウェザー・リポートの残した音楽の素晴らしさや楽しさ、そして魅力が伝わったらいいなとワタシは思っています。



最後まで読んでくれた人ありがとうございました
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